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9月23日(日) 初秋の渓とサイヴェン。水槽のグッピーが全滅した。原因はきっと水質のせいだ。ジュズカケハゼとイバラトミヨを追加した後に次々に死にはじめた。一緒に入れた水が悪かったのだろうなあ。それで、ウチの水槽は現在、ウグイとテラピアとドジョウのみになってしまった。その中でもテラピアが最も元気で日増しに大きくなっている。すごい生命力だ。先週の釣りで決めたとおり、ヤマベを釣りに行った。 新しく竿を買い、気合を入れて朝早くから釣りはじめた。 いい感じのポイントでまつさんが竿を振っている。奥にキンゾーさんも見える。 美しい渓である。 前に訪れた時よりも雨で増水していたが、濁りは全くなく、魚は次々と針に掛かった。 ヤマベがビビビと体を震わせてあがってくるのが心地よい。大きいのが釣れると良かったのだが、釣れたのはピンコばかりであった。 その代わり、岩魚のいいサイズが釣れた。 32cm。このサイズにしては、完成された魚体を持っていたので岩魚であろう。 アメマスがココまで登ってきたのかなとも考えたが、サイズの割りに顔が精悍なので岩魚じゃないかな。 竿が柔らかいので、このくらいのサイズの岩魚でも十分にファイとしてくれた。 38cm。結構な引きであった。 ヤマベは合わせ損ないも多く、下手糞だなあと思いつつも、結構な数を釣ることができた。 ピンコ釣りでたくさん魚を持ってくるから川から魚がいなくなるんだよ、とも思うが、年に1,2度くらいはヤマベの天ぷらが食べたいなあ。 釣った魚は例によってまあきち亭に運ばれ、天ぷらや塩焼きになった。生でも食べたが、今一つ。これは腕だな。 山女丼。泳いでる〜。 ココから先は自己責任の範囲内で読み薦めてください。釣り人はココまででOKだし、釣り人以外はココからお読み下さい。 そんな話のついでにする話ではないのだが、思いついたからしちゃうけれど、来週末人生初の「人間ドック」を受ける。 その人間ドックには大便を持っていく。 検便である。 いつ以来の検便だろうか。 クソを人様の所へ持って行くなんてことはあまり経験がないので、少し緊張している。 だいたい2日分も持っていかないといけないのだ。 そのクソは取った後、どこにおいておけばいいのだろう。そして、何に入れておけばいいのだろう。といった疑問が頭に浮かんだ。 送られてきた封筒をごそごそ探ると、そのあたりは、北海道厚生連だとかがくれたパンフレットに・・・・パンフレット?クソの取り方にパンフレットはオカシイな。取扱説明書か?それもどうだ?まあいい、その糞扱説明書にちゃんと書いてあった。 その糞扱説明書がなかなか楽しかったので、紹介しよう。 ヤマベも秋の渓も台無しのような気もするが、走り出したら止まらないぜ土曜の夜の天使さぁ〜♪という感じで突っ走ってしまうのだ。なにせ、眠くてハイなのだよ今、私は。 まず何に入れるかという問題は一気に解決した。 タッパーに山盛り詰めていくと思う方もきっといらっしゃると思われるが、キチンととソレ用の容器があるのだ。 コレがその容器だ。 必ずお読みくださいと書いてある。 読まずにタッパー詰めで病院に持ち込む方がいるに違いない。 フリーザーバッグというツワモノもいるかもしれない。 家にそういう容器がたまたまない人は、コンビニ袋で代用するかもしれない。 北海道厚生連さんは親切なのだ。イラスト入りでわかりやすいじゃないですか。 「ブラシで便の表面をこする」 こする方向をあらわす矢印まで書いてある。 どうこすっても良いと思うが、これも親切からくるものだろうから気にしない。 素晴らしいではないか。北海道厚生連。 便を取る量まで書いてある。 ふむふむ。 「この位が適量」と指示している。 これがなければ、どのくらい入れていいかわからないよな。 容器に溢れんばかりに入れてしまう方もいるであろう。 まことに親切である。北海道厚生連。 最後に注意事項が書いてある。 なになに・・・。 1、生理期間中の採便は避けてください。 なるほど。生理中の人はどうするのか気になるが、私は生理期間中でないのでとりあえずOKだな。 それよりも採便という言葉ははじめて聞いた。採血ならワープロで変換できるが、採便などという言葉は変換ができない。専門用語である。サイベンと読むのだろう。覚えておいて、いつか使おう。 かっこよくサイヴェンと発音しよう。下唇を軽くかんで「ヴェ」だ。 2、採便容器(お、さっそくサイヴェンのお出ましだ)を肛門に刺さないで下さい。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。 肛門に挿さないで下さい? そんな注意必要か? 筒を入れる人がいると仮定しているの? それともブラシ部分? そうだよね。ブラシ部分を突っ込んで先が折れて大腸の中に残っちゃったら大変だもんね。 って、挿すかー! 挿さないでしょう、普通は。 ん?この「普通は挿さない」ってのは差別的思考か? こういうものを見ると思わずお尻の穴に挿したくなっちゃう方もいたっていいわけだ。 いたっていいし、個人の思想信条の自由だけれども、「今回は検査に使う容器なので、そういった別の使用法はできればまたの機会にしていただけるとありがたいです。」ってことか。うん。納得しよう。北海道厚生連さんは、あらゆる方向の人々に配慮しているのである。 3、子供の手の届かない所に置いてください。 よし。これは理解の範囲内だ。 子供がチョコレートだと思ってなめちゃったらまずいしね。 耳掻きや電動歯ブラシのようにも見えなくはないよね。 茶色い歯磨き粉だって探せばあるかもしれないし。 子供にも優しい厚生連! 4、採便容器内の液は飲んだり、点眼、点鼻しないでください。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。 しねーよ。 だれがすんだよ。 飲むわけねぇだろぉ!そんなやついねーよ!! 容器内の液ってなんだよ。 糞の汁かよ! 点眼するかよ。なんのためにだよ! 目がくさっちゃうよー! ナンダヨ点鼻って、そんな液体、鼻に入れたら臭すぎるだろー! どんだけマニアだよぉ! 今までがまんしてきたけど、もうオレだってガマンの限界だよっ! などとアツくなった後に、ああ、クソを入れる前に入っている液のことか。 そんなら飲んじゃうこともあるよね。 って、絶対ねーよっっっっっっっ!! 北海道厚生連さん、人を馬鹿にするもいいかげんにしてください。 4日前から採便を開始できると書いてあるけれど、4日前って言ったら今日じゃネーか。こりゃ楽しみだ。 早速、サイヴェンしてみるか。 けど、「提出まで日光のあたらない涼しいところに置いてください」って書いてあるけど、思いつくのは冷蔵庫だよなあ。 そんなところに置いていいのかなあ。 妻が味噌と間違えたら、「みそ汁」じゃなくて「くそ汁」になっちゃうよ。 9月16日(日) ヒグマに遭ったし、ニッコウイワナも釣った。。ここのところ、ものすごーく忙しく、体も心もボロボロだったが、なんとか久しぶりに丸一日休みをとれたので、魚釣りに行った。ところで、先週の魚だが、翌朝水槽を見ると、およそ半分が死んでいた。死んでいるのは殆どがウグイだった。あらら、こりゃだめかもと思ったが、その後はドジョウが3尾とウグイが1尾死んだだけで、ここ数日は安定している。死因はどう考えても酸欠だ。だって、小さい水槽に70匹は入れたからね。今は30匹ほど。これでも多いと思うけれど、間引くわけにもいかず、自然(すでに自然ではないけれど))のなりゆきに任せようと思う。恐ろしいのはテラピアだ。1尾も死なない生命力も恐ろしいが、コイツはこれからどんどん大きくなる。今は2cmほどで非常にかわいいが、でかくなればグッピーも喰いまくるだろう。それから、グッピーは、日にちが経つにつれ色が綺麗になり、尾鰭が立派になってきた。しかも、最初に水槽に入れた瞬間から死んでしまった奴を除けば、まだ一尾も死んでいない。強いし綺麗だし大きくならないし、エライ魚だ。ドジョウはあと3尾、エビはあと1尾なので、絶滅も時間の問題か? さて、釣りの話に戻る。折角の休みなのに、昨晩から雨が降り続けたため、当初予定していた河川を諦め、比較的近く(でもないな)の川に行くことにした。 釣り場に向かう途中、道路にヒグマがいた。 野生のヒグマを見るのは初めてだ。デントコーンの畑が近くにあったので、それを食べに来ていたのだろう。 この間は知床で熊の足跡を見るし、このところヒグマづいている。 ヒグマが立ち去ったあたりで車をおり、「ココは俺の縄張りだ、出てくるなよ」とマーキングしておいた。 魚は山女とアマゴとイワナが釣れた。大きいのは釣れなかったが、綺麗なので許す。 魚のサイズが小さいせいか、ミノーには出が悪かった。スピナーにはピンコもよく反応した。 昼前にあがり、ドライブインで飯を食った後、まつさん家に寄った。 Wiiというゲーム機を初めて触った。なんか得体の知れない釣りゲームで、初めてニッコウイワナを釣った。サメも釣ったし、オバサンというレアな魚も釣った。カジキも釣ったし、切り株も釣った。切り株が一番たくさん釣れた。 それから、キンゾーさんと先週むすめと行った、熱帯魚すくいポイントに行き、今日の遊びは終了。 釣ったピンコの山女があんまり美味そうだったので、来週はエサ持って山女釣りに行けるといいねとみんなと話した。 今日は癒しの旅であったな。楽しい旅の様子は下の写真から、どうぞ。
9月9日(日) 魚獲り娘の誕生日に水槽を買ってやった。夏のキャンプ以来、どうやったら死なせないで飼えるの?と、ことあるごとに娘は聞いてきた。 今日、買った水槽に魚を入れるために、近所の小川に娘と魚を掬いに行った。 網で掬うと、フクドジョウやウグイやスジエビやアメリカザリガニや巻貝(カワニナかな)やテラピアやメダカの様な熱帯魚が獲れた。 ついでにオオコオイムシやマツモムシも掬った。 アメリカザリガニなら微妙に分かるが、なぜ十勝の川でテラピアだのグッピー(のような魚)だのが獲れるのかは謎である。まあ、そういうのがいるとわかっていて獲りに行ったのではあるのだけど。 ホームセンターの熱帯魚売り場で、「水草下さい」と言ったら「どんな魚を飼うのですか?」と聞くので「すくってきたウグイです」と言ったら、一番安価な水草を紹介してくれた。まあ、そうだろうな。 アメリカザリガニは逃がしてきたが、後は全て水槽に入れてみた。 小さな水槽なのでそんなに魚を入れてもすぐに殆どが死んでしまうのだろうが、まあ、どの種が生き残るのか見て見たい気持ちはある。娘は、「死んだら空揚げにしようね」などといつものように逞しいことを言っている。 日本と外国、魚とエビと貝という国籍年齢種別性別入り混じっての生き残りバトルロイヤルがどうなるかはこれから外遊帳でも報告せねばなるまいね。 サーモを入れるかどうかでも、優位に立つ個体が変わる気もするが、魚を飼う知識は0に近いので放任主義でやってみようと思う。 佃煮か空揚げにしたくなるよ。 8月28日(火) 皆既月食題名とは関係ないが、知り合いから宮崎マンゴーが送られてきた。ありがたや。ありがたや。 これまた題名とは関係ないが、マスコの醤油漬けもこの親子丼で終了だ。 写真では見えないけれど、中骨から削り取った身に山椒の粉やゆかりを混ぜた特性ふりかけが飯にまぶしてあるのだ。 ものすげえ美味いんだぜ。 午後から雲が出始めていたので、どうかと思ったが、きっちりと見ることができて嬉しかった。 野鳥を撮影する機材で撮ってみたが、まあこんなものかな。 7時前に一度観察し、いったん飯を食べに家に戻ってから、もう一度外に出た。 上の娘と遊びながら、21時半頃まで観察した。 涼しくて、心地の良い一時であった。 今、これを書いているのは同日23時半。 半影食が終わり、窓の外に綺麗な満月が見える。
8月18日(土) 恒例の瀬渡し毎年行っている知床の瀬渡しも、今年で5年目だ。キンゾーさん、まつさんと一緒だ。 前日20:00、家の前にリムジンのような高級車が止まる。今日は送り迎えつきなのだ。 快適なシートで、羅臼までの道程もあっという間だ。 現地で軽くビールを呑み、仮眠をとって、3:30に出航した。 20分ほど船に揺られ、まだ薄暗い中現場に着く。 海を見ると鱒が跳ねていた。魚はいる。 急いで釣り支度をしてルアーを投げるが、一向に魚が掛からない。 目の前に背びれが見えるのに、釣れないのだ。 餌釣り師はコンスタントに魚を掛けるが、ルアー単体の我々には魚がなかなか反応しない。 それでもなんとか、キンゾーさん1尾、まつさん2尾を釣り上げた後、私にも魚がヒットした。 大事に釣り上げることに成功したが、この時点ですでに釣り始めてから2時間が過ぎていた。 最初に釣れたこの魚が一番光っていた。 さて、朝の一番いい時間でコケたのでもうダメだろうとウロウロと河口を捨てて徘徊していたら、意外なところに大量に鱒が群れていた。 大量に群れがいすぎて、油断するとスレで掛かってしまうが、そうしないように元気なやつだけを狙って魚を釣った。釣り人達は河口に集まっているので、あたりに誰もいないというパラダイスの様な釣りを味わうことができた。まわりに誰もいない中でカラフトマスを釣るという状況、なんだかんだでここのところ毎年のように味わっているなあ。 最後に釣れたこの魚は、随分セッパッてきてますね。 その大量の群れを前に、キンゾーさんがルアーを一個貸してくれというので、定番のスプーンを一つ貸した。7月にはサクラマスも釣った実績のあるスプーンだ。 するとキンゾーさんはそのスプーンでガヤを釣り上げた。それも3連続でだ。 ウヨウヨいる鱒の中から続けざまガヤを釣り上げるのも驚きだが、 「ちっ、このスプーン、ガヤしか釣れねえ」 と言う、キンゾーさんの人柄にはもっと驚いた。 ○▼の一つ覚えみたいに底なんてとってるからガヤが釣れんダヨ。釧路川じゃねーんダゾ。と心の中で思ったけれど、突き落とされて海の藻屑となるのが怖かったのでやめた。 数はよく分からなくなってしまったけど最終的に12本くらいじゃないかと思う。そのうち4本ぐらいはスレだけどね。7本持ち帰り、ルイベ用に冷凍したり、味噌に漬けたりした。白子はいつもポン酢や味噌汁という食べ方なので、それ以外の食べ方もしてみようと実験料理をしてみた。塩コショウをして小麦粉をふり、ソテーしたものにバルサミコ酢を絡めるというものだ。まあまあかな。知り合いが来た時、「これなんだかわかる?」などと言いながらつまみとして出すと面白いかもしれないな。まつさん考案のオゲレツ料理は、まつさんが来たときに出してみよう。どんな料理かはココには書けません。このサイトの品性を疑われるから。 8月12日(日) 恒例のカラフトマスまつさんと知床に行った。今年はいい年のはずなのだが、網上げが11日だというので、まだ早いかもしれない。 期待と不安を抱きつつ、とりあえず焼き肉屋へ。 有名人のサインがいっぱい置いてあった。 美味い肉とビールをジョッキに3杯流し込み、 「さあ、十勝に帰りましょうか?」 などと言ったのが悪かったか、群れはおらず、結局私1尾、まつさん2尾という釣果だった。 朝の一番いい時間帯でも散発に竿がしなる程度というヒドイ状況で、磯にいた数十人(80人はいたんじゃないかな)のうち、ボーズだった人も結構いたようだ。 7時過ぎにはだいぶ人も諦めていなくなり、その時に数えてみたらまだ50人いた。 釣れないといつも「2度と行かねえ!」と思うのだ。 けど、また行っちゃうんだよね。 貴重な1尾。持って帰って、塩焼きでいただきました。 カジキングのまつさんが、港で釣ったカジカ。 灼熱地獄の中、梅干は順調に干しあがってきましたよ。 8月8、9日 上の娘、初キャンプ上の娘を連れてキャンプに行ってきた。普段、「虫が怖い」などと気持ちの悪いことを言っている娘なので、どうなることかと思ったが、想像以上にたくましくて良かった。 ライフジャケットをつけて泳いだり、魚を取ったり、水中眼鏡で魚を見たりして遊んだ。 特に水の中を水中眼鏡で見るのは新鮮だったようで、しばらく喜んで魚を探していた。 浅いところには稚魚が群れていて綺麗だった。 深いところにはサクラマスやニジマスといった大きい魚が泳いでいたり、岩陰に隠れていた。 ヤスでも持ってくれば突けたかもしれないな。 ペットボトルに入れた小魚を持って帰りたい様子で、 「餌をあげれば死なない?」 と聞くので 「どんな餌かわからないから、持って帰っても2,3日で死ぬと思う」 と答えた。 まあ、持って帰っても死なせてしまうだけなのだが、彼女の好きにすればいいと思った。 虫や魚を飼ったり、かわいがったり、いじりまわしたり、ヒレをちょん切ったり、羽をむしったり、踏み潰したり。子どもの頃は何でもやればいい。好奇心が色々な形で表に出るのが子どもである。三角めがねの糞ババアあたりは「小さい虫にも命があるのざますよ」などと小賢しいことを言うのかも知れないけれど、そのババアは、きっと虫にも触れれず、時には何の害ももたらさない虫に殺虫剤をバラ巻き、大量虐殺事件を引き起こしているに違いないのだ。 何故か虫と三角眼鏡の話に脱線してしまったが、そんなわけで、「持って帰ったら?」とも「逃がしてあげようよ」とも言わず、聞かれたことに対して、わかる範囲で答えるに留めていた。 いくつかのやりとりの後、娘はペットボトルを逆さにして、ドボドボと魚を逃がしてあげていた。 「持って帰りたかったんじゃなかったのか」 「うん。でも、かわいそうだから」 私は「ふーん」と思った。 娘よ。お前はすでに三角眼鏡を超えているのだなあ。 7月30日(月) 娘が出てきた。28日に二人目の娘が産まれた。2800g 名前はまだない。 それを掲示板で報告したら、北海道でも有名な釣中毒非家庭人から、「何かを我慢することを覚えた方がいい」だの「将来を考えて節制しろ」だのというアドバイスを頂いた。崩壊家庭を持つ父達の生々しい助言である。素直に従ったほうがいいと思った。→彼らの家庭の事情は知らないけれど、シャレになっていない可能性が大だ。 うちは、妻が退院するまで上の娘と二人暮しだ。 昨日、夕飯がなにかいいかと尋ねると、「目玉焼き」と答えた。 えーっ?目玉焼きー? 目玉焼きはまずいのだ。だって、次の日保育所の先生に 「お父さんがご飯作ってくれたのー?すごいねー。何作ってくれたの?」 「うんとね。目玉焼き。」 「そう、それは良かったねー。(お父さん、がんばってるわね・・・涙)」 などということを思われかねないではないか。 だから娘に 「目玉焼きじゃだめ。トムヤムクンだとか、ボルシチだとか、オニオングラタンスープだとかって言えばいいのに。」 と、メニューが何故スープだけなのか分からないが、そういった提案をすると、 「じゃあ、オニオングラタンスープ」 と答えた。本当は冗談だったのだ。だって、オニオングラタンスープは簡単だけれど、たまねぎを炒めるだけで1時間くらいかかる面倒くさい料理なんだもん。 ところで話は戻るが、さっきの崩壊家庭父親の片割れがはるばる我が地元の海に釣りに来ているというので、会いに行った。昼飯をご一緒して、楽しい時間を過ごした。 今度は、魚釣りでご一緒しましょ。 まあきち亭も開けておきます。 7月14日(土) 釣竿を持たないで遊んだのは初めてだ。キンゾーさんとまつさんと地元河川をカヤックで下った。この二人と遊んだことは何度もあるが、釣竿を持たなかったのは初めてである。 町に近い区間なので勝手にバカにしていて下ったことがなかったのだが、意外に良い。のんびりした区間で気に入った。 画像ではわからないが、手前のまつさんの顔は少し引きつっている。 まつさんは、初川下りで、最初嫌だ嫌だと言っていたが、すぐに慣れたようだ。食べ物をガツガツ食べ始めていたのがその証拠である。 ガツガツ食べているところ。 キンゾーさんの新艇。カッコイイ。 町の近くだが、川から眺める景色はなかなかGOODだ。 キンゾーさんは、アウトドア業者のようだった。 終わった後は、うちで焼肉をやった。 ああ、これぞ正しい休日という、気分の良い一日であった。 その日の様子、こちらのサイトでもドウゾ。 7月9日(月) デザートに寿司という感じであるよ。友人たちと渓流で山女を釣ろうと言うことになっていた。「前夜に寿司を買っていって、現地で一杯やるべ」 という嬉しくも著しく迷惑な提案により、夜9:30に自宅を出た。 一睡もしていない。 釣り場で乾杯し、数時間車の中で仮眠を取り、釣り始める。 渓は美しく、釣れる魚も美しかったが、ルアーでは厳しいサイズが多かった。 イワナとヤマベが4匹だけ釣れた。 同行者は餌釣りで30尾ほど釣っていたので、それを町の寿司屋に持ち込んで握ってもらうことにした。 いい川ですよ。この川も。 昼に地元に戻り、4:30から呑み会だと言うので、少し寝られるなと思ったら、 「おい、温泉入って、そのまま呑むべ?」 と言われ、直行で温泉へ行った。すでに34時間ほど、まともに寝ていない。 3時に温泉から上がり、温泉でジョッキ2杯を飲み干し、そのまま寿司屋へ。 ヤマベの寿司は美味かったが、頭も体も完全に馬鹿になってしまった。 昨日、今日の二日間を1ヶ月に分散させたイベントだったら、もっともっと楽しめたのになあ。 寿司屋の後に食い放題に行き、その後フランフ料理を食べ、そのデザートにまた寿司という感じであるよ。 7月8日(日) カモメの恩返しとか、もはやどうでもよい。シロさん、まつさんと道東へ釣りに行った。早朝は浜でアメマスを狙い、1,2時間したら港でカジカを釣り、昼にはあがって飯を食って帰るというツアーだった(という予定だった)。 この日、夜から別の釣り場に出発することが決まっていたので、ちょろっと適当に釣ろうという計画であった(そういう予定であったのだ)。だいたい、前日は夜半まで呑んでおり、前々日は朝方まで呑んでいるという最悪の状態で、すでに体はダイブ破壊されているのだ。 しかし、結局、目の前の魚の誘惑に勝てず、おなかいっぱい、1日中竿を振ってしまったのである。こういうのは分別のある人の行動ではない。類人猿的釣りと言うべきものだ。 5時ごろから釣りを始め、1時間後くらいにデカイのが掛かった。 ドラグを出して暴れるし、波間に見える体高がマスのそれだったので、サクラかカラフトだと思った。 波打ち際まで寄せると、白い斑点が見えた。 アメマス?!コレが? それまで、島牧あたりのゴツイ海アメタックル釣り人をバカにしていたのだが、考えを改めた。 とにかく強いし速いし太い。 計測すると56cm。60cmオーバーに見えたのに56cmしかなかった。 これで70cmUPだったら、どんだけのファイトをするのだろう。 その直後に52cmのサクラをあげたが、アメマスの方が強い引きだった。 その後、港に移動しカジカを山盛り釣った。 3人並んで座って釣ったり、仰向けに寝転がりながら釣ったりとのんびり過ごした。 暑すぎず寒すぎずといういい気候で、気分もよろしい。 しかし、あまりにも釣れすぎる。20匹以上は軽く釣ったと思うが、数は定かではない。30匹と言われればその様な気もするし、それ以上と言われればそれだけ引き抜いたかもしれない。 こうなるとさすがに食傷気味だ。 大体、いいアメといいサクラをいい景色の中で釣った後に、港でカジカを山ほど釣るってのはどうだろう。 高級な寿司屋の後に、焼き肉食い放題に行った感じだ。 岩の上に、釣り糸に絡まってしまったカモメがもがいていたので、ルアーに釣り糸を引っ掛けて救出した。 釣り糸を手繰ると、ガンジが釣れた。 ガンジとカモメのダブル救出だ。 「夜、カモメが恩返しにくるかもよ」 帰り際、釣り場にいたおじさんが、「向こうでマスが跳ねてる」との情報をくれた。 行ってみると、確かに大き目の魚が盛んに跳ねている。 カラフトマスかもしれないと、ルアーを投げ釣り上げると、アメマスであった。 シロさんは五連続ヒットを含む爆釣。58cmも釣り上げた。 いい魚だったし、引きも良かったのだが、私はもう帰りたくてテンションが下降している。 高級寿司屋の後に焼肉食い放題に行き、帰りにフランス料理フルコースを食べたような、胸焼けを感じつつ、帰路についた。 「あのおじさんはカモメだね。カモメの恩返しだ」 などと言う会話も、もはやどうでもよい。 倦怠感が体をつつんでいた。おい本当に今晩から出発かよ。 帰って、サクラマスとアメマスとカジカを必死の思いで捌き、風呂に入って一寝入りしようと思ったPM9:30玄関のチャイムが鳴った。友人が私を迎えに来たのだ。 「1時間早いよ!」
この日の様子、コチラのサイトでもドウゾ。 |